■ TB−01 ■


〔フロント強化大作戦!〕

(2000/10/23)


 さぁ、RC研究室のお約束コーナー「フロント強化大作戦!」です。(^^;

 過去にも数々のシャーシを守り続けた守護神は、今回もセーブポイントを増やすことが出来るのか!?


【確認】


 さて、バスタブシャーシから途中でカーボン交換したTB01もなんとか完成しました。

 あとは、バンパーを付ければ完成です。

まだ、トリム調整してないんですけどね。(^^;


 TB01のカーボンシャーシのセットにも付属のバンパーは付いています。最初に樹脂の小さいバンパーを付けますが、あまりに小さく「フロントを守る気が無い」のが見え見えです。(^^;

 きっと、前住選手専用のバンパーなのでしょう。(^^;;

 そういえば、TCにも広坂&原選手専用の樹脂バンパーが付いてましたね。(^^;;;

小さ過ぎるよ!(^^;



 と言いつつも、開発陣もこれではマズイと思ったのでしょう。(^^;

 一応、ウレタン製のバンパーも付属していますが、それでもまだ小さいです、ホントに。タイヤから当てた日には一発で「さようなら」ですね。(^^;

付けた方が余計に心細くなるようなバンパーですね。(^^;;


 ま、実際の話、カーボンシャーシを付けるのはタミヤグランプリのGT2以上となるので、ある程度の上級者であれば、大きなバンパーは必要ない、ということで付けていないんでしょうね。

 「初心者なのに、カーボン化する方が無謀なんだよ」と突っ込まれる前に次へ進みます。(^^;




【カイダックバンパーの作成】


 ・・・と言うことで、バンパーのベースとなるカイダックプレートの切り出しを行います。

 使用するのは、3mm厚のカイダックプレートです。

 大きさは30cm×10cmくらいで、価格は600円くらいです。RCショップで手に入れることが出来ます。

さぁ、切るぞ〜!



 まず、鉛筆で大まかなバンパーの形を書きます。使用するボディの縁を当てて、その形をなぞるように書いてから細かい修正を行っていくと、ほぼ理想とする形が書けます。

 次にその形に合わせてカットしていきます。カットするには、糸ノコが1番仕上がりがキレイですが、そこまで気にしないので、万能バサミでザクザクとカットしました。(^^;

 大雑把にカットしたあとは、シャーシやボディに当て、細かい修正を行いながら形を整えていきます。

そして、こんな感じになりました。



 形が整ったら、シャーシのネジ位置に合わせて、ネジ穴を空けます。比較的柔らかい素材なので、ドリルを使用しなくてもピンバイスで簡単に空けられます。

 上記の画像でバンパー下の部分がピョコっと出ていますが、これはギヤボックスにサスアーム固定のU字シャフトがEリング使用のサスピンに変更になったため、U字シャフトが収まるはずだった隙間にハマるようになっています。

 カーボンキット付属のバンパーはネジ2本止めなので、この隙間へバンパーを潜らせることによって、3点止めのような効果が得られ、シッカリと固定することが出来ます。

取り付けるとこんな感じです。

※画像はネジ穴を空ける前の仮固定の状態です。




【ウレタンバンパーの作成】


 次にウレタンバンパーを作ります。

 使用するのは2cm厚(くらい)のウレタンバンパーです。

 大きさは30cm×10cmくらいで、価格は300円くらいです。イーグル模型から発売されています。

かなり堅いタイプを使用しています。


 まず、ペンで大まかなバンパーの形を書きます。こちらもカイダックプレートの時と同じく、使用するボディの縁を当てて、その形をなぞるように書くと、ほぼ理想とする形が書けます。

 次にその形に合わせてカットしていきます。カットするには、カッターナイフを使用します。

サクサクと切れるので、結構楽しいですよ。(^^)



 大雑把にカットしたら、シャーシやボディに当て、細かい修正を行いながら形を整えていきます。細かい修正は、カッターとハサミを使い分けると簡単にできます。

 こちらもカイダックバンパーと同様に、下の部分がピョコっと出るようにカットします。こちらの場合はギヤボックスの側面にピタリと付くようにカットします。

 ウレタンバンパーがカイダックプレートの上だけに乗るようにすると、クラッシュ時に「ウレタンバンパー」→「カイダックプレート」→「カーボンシャーシ」という衝撃が加わり、カーボンシャーシの剥離を招く恐れがありますが、ウレタンバンパーをキヤボックスへ当てることによって「ウレタンバンパー&カイダックプレート」→「キヤボックス&カーボンシャーシ」という様に衝撃を分散させる効果を狙っています。

 ・・・なーんて偉そうに書いていますが、ホントに効果があるのかは「やってみなければ」分かりませんけどね。←やるんかい!?(^^;

ホントに、狙った効果通りに行くのか!?

次号「クラッシュテストの巻」を待て!ウソよ。(^^;;



【シャーシへ取り付け】


 さぁ、出来上がったバンパーをシャーシへ取り付けます。


 まず、カイダックバンパーを取り付けます。

 ウレタンバンパーを取り付けるためのポールにするパーツを使ってネジ止めします。ちなみにこのポールはパーツ箱を漁っていたら出てきたモノなので、何のパーツだったのかはサッパリ分かりません。(^^;;

 ポールの材質はアルミだったので、トゥエルブかプロテン用のパーツの可能性が高いです、たぶん。



 次にウレタンバンパーを取り付けます。

 ピンバイスで穴を空けたら、先ほど取り付けたポールに通します。

完成に近づいてるって感じですね。



 ポールにウレタンバンパーを付けたところ、ポールが長くて頭が出てしまいました。(^^;

 ポールをカットするのも面倒なので、試しに手元にあったプラベアリングを入れてみたところ、なんとピッタリ!

 隙間埋めとして活躍することになりました。

プラベアリングもこんな形で活躍するとは思わなかったでしょう。(^^;



 最後にワッシャーを入れてネジ止めします。

 また、プラベアリングを2個使用した方がシッカリ止まるので、各2個づつ(計4個)使用しました。

ホントはカーボンの切り出しプレートとかで止めると、シッカリ止まるし、見た目も格好良いんですけどねぇ・・・ま、いっか。(^^;;




【そして完成!】


 カイダック&ウレタンバンパーを取り付けたら、最後にボディがきちんと乗るように、細かい調整を行って完成です。

 今回はヨコモのダッジストラトスに合わせて調整してあります。


完成!!(^^)



 ウラから見るとこんな感じです。

 ウレタンバンパーとカイダックバンパーは、前の部分が約2cm、横のタイヤに近い部分が約1cmの間が空いています。

 バンパーがフロントタイヤまでスッポリ被るようになっているので、心おきなくクラッシュできます。←するなよ!(^^;

これでもう、骨折知らず!




〔結論〕

 バンパー作りはシェイクダウン前の禊(みそぎ)。(^^;


※みそぎ【禊】・・・身に罪または穢(けが)れがあるとき、また、重要な神事などの前に、川原などで、水で身を洗い清め穢れを落とすこと。



RC研究室へ戻る