■ タイヤ ■


スポンジタイヤ作り

(1999/05/03)


 さて、昔はタイヤというと、スポンジタイヤが主流でした。ゴムタイヤもありましたが、中空タイヤなどと呼ばれ、グリップが弱く、入門用キットにとりあえず付いてくるオマケのような存在でした。ところが最近は、ツーリングカーなどのゴム系タイヤの発展は目覚ましいものがあり、インナースポンジと組み合わせて使うなど、今ではその種類も相当な数が出回り、どのタイヤとインナースポンジを選ぶかさえ、悩むほどです。

 とは言いつつ、そんな状況に反して、トゥエルブは、やっぱりスポンジタイヤが今でも使われています。ただ、昔はスポンジのみだったのが、今では、スポンジだけのモノとスポンジ+ゴムが入ったモノなど、用途に合わせて複数の種類から選べるようになりました。

 なーんて、偉そうなことを言ってますが、今回は、今だに全然上達しないスポンジタイヤの作り方を、初心者なりに、ちょっとだけ紹介してみたいと思います。



 今までのスポンジタイヤ作りは、ゴム系の接着剤をタイヤの内側に塗り、適度に乾いたところでホイルを押し込む、という方法でやっていましたが、今回は、ちょっと前に買った「ラジコンカー上達のコツ」なる本の中に紹介されている、タイヤの作り方をマネて作ってみました。

 って、結局、本の内容をそのまま実践しただけなんですけどね。(^^;



 まず、用意するモノは、以下のモノです

 ・スプレー式クリーナー(¥600くらい)

 ・タイヤ接着用両面テープ(¥500くらい)

 ・タイヤコーン(¥400くらい)


・スプレー式クリーナー(左)
・タイヤ接着用両面テープ(右上)
・タイヤコーン(右下)



 準備が整ったところで、早速作ります。


 まず、両面テープをホイルに巻きます。曲がったり、よじれたりしないように、慎重に貼ります。

 ホイルより幅が広いテープを購入しておけば、少々曲がっても、はみ出たところを切り取ればOKです。ただ、1度貼ってから、また剥がして張り直すのは、付きが悪くなるので、失敗したら最初から張り直した方がよさそうです。


ぐるっと、巻いちゃってください。



 そして、両面テープのシールを剥がし、そこへ、クリーナーを吹き付けます。

 たれない程度にまんべんなく付けておけば大丈夫です。


シューッとやっちゃってください。



 そして、次に、タイヤの内側にもクリーナーを吹き付けます。

 こちらも同じく、たれない程度にまんべんなく付けておけば大丈夫です。


こちらにも、シューッとやっちゃってください。



 そんなこんなのうちに、溶けだしてるのかどうか分かりませんが、ホイルに貼った両面テープがヌルヌルしてきますので、ホイルにタイヤコーンを乗せてから、先ほどクリーナーを吹き付けたタイヤをホイルに押し込みます。

コーンを乗せて・・・

タイヤを押し込みます!


 両面テープがヌルヌルしているのと、タイヤにクリーナーが付いているので、それほど思い切って押し込まなくても、スルリと入ります。

 そして、タイヤが入ったら、モミモミして、タイヤとホイルがきちんと付くように形を整えます。

 これも急がずに、ゆっくり行って大丈夫でした。



 そして、ホイルとタイヤが適当に乾燥して、接着されたことを確認してから、ホイルとタイヤの隙間に、瞬間接着剤を塗り、さらに接着力を高めます。

 タイヤは、1袋に6個入っているので、フロント、リアで合計12個になります。で、12個目のタイヤが作り終わったところで、1個目のタイヤから瞬間接着剤を塗っていったんですが、乾燥のタイミングはちょうど良い感じでした。

 本には、やってもやらなくても良いけど、できればやった方が良いよ〜ん、なんて書いてありました。

 結局どっちなんだよー!と突っ込みたくなるのを抑えて、念には念をということで、瞬間接着剤を塗っておきました。



 そして、そして、瞬間接着剤が乾いたら、完成です!!


できたー!



 あとは、タイヤカッターで、ブイ〜ンとカットするだけですが、1晩くらい置いておくと、きちんと接着され「切りどき」って感じでした。

 そうそう、タイヤは、フロント、リア共に、カワダのロングライフ’L’ラバー、ホイルは、ヨコモのホイルです。




 ゴム系接着剤で、手を汚しながら作るより、遙かに簡単に作れました。

 これは、なかなかオススメの作り方ですよ!って、みんな知ってるのかな。(^^;




〔結論〕

 なんだか、キューピー3分クッキングのような展開。(^^;




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