チラノさんの

〔RC日記〕

タミグラin渋谷TOP参戦記

(2000年10月22日)


■「No.1」


「人は何故ラジコンをするのか?・・・それは静岡に行きたいからである。」

というわけで、
10/22、タミヤグランプリin渋谷TOP(Road to Shizuoka)(*1)が開催された。

事前の情報でエントリー数は300人を超えるとのこと。
渋谷TOPのキャパ超えとるがな。。。(-_-;

電源のあるピットを確保するには、朝5時前には並んでいなければならないらしいので、
ピット確保は早々に諦め、ダイソーにて折りたたみ椅子とクッション(*2)を購入しておいた。

当日は、朝6時に起床し、5本のバッテリーを4.5Aで充電。
そして「まるごとバナナ」も4.5Aでお腹一杯に充填し(*3)、渋谷へ向かった。



(*1)決勝で1位の者のみが静岡で開催される世界戦の切符を手に出来るのだ!
    でも、N1クラスは関係ないのよ。。。
(*2)おぐっちゃんより「ダイソー初段」認定を受けました。
(*3)トリクル充電のために、ラップについた生クリームを舐め舐めしたのは言うまでもない。



                                      つづく



■「No.2」


AM 8:00
渋谷駅の到着すると長蛇の列が。。。既に200人は超えているだろうか。
列の最後尾は、ハチ公前広場を越え、ガード下にまで続いていた。(*1)

AM 9:00
ようやくエレベーターに乗ることが出来、屋上に到着すると、
そこは既に多くの人がうじゃうじゃしていたが、
何とか隅っこの方に陣地を確保することが出来た。

しばらくして、きむっち@うさうさ団同胞、も屋上に到着。
近くに陣地を張った。



AM 9:30
受け付け・車検

受付「え〜っと、初参加ですね」
チラ「ハイッ!」(*2)
受付「このレースは何でお知りになりました?」
チラ「え〜・・っと、友達から聞いて・・・」(*3)
受付「今日は初出場の方も多いですから、緊張せずにがんばってくださいね」
チラ「ハイッ! ありがとうございます」(*4)

ちなみに初参加の人は参加賞としてステッカーが貰えます。



(*1)これだけの人数を、混乱も無く取り仕切っていたオフィシャルの方々に感謝!!
(*2)チラノ、初々しさを装う
(*3)チラノ、レース慣れしてない風を装う
(*4)チラノ、好感度アップを企てる



■「No.3」


-練習走行-

車検を終え、練習走行をしようと思ったが、
練習走行に並ぶ長蛇の列を見て気が滅入り、キャンセルした。
一人一回だけの練習走行はお昼休みに残しておこう。



-ドライバーズミーティング-

・・・聞いてなかった。。。(^^;



-コンデレ-

かーまたさんのレプソルカラーのデルタが見事にゲット!!
\(^0^)/オメデトー!!

それにしても、皆綺麗に塗るもんだね〜。
中には自作ボディ(メガーヌ)なんてのもあったし。




コンデレ終了後、予選の組み合わせが発表され、
私はN1クラス第2ヒート、きむっちは第5ヒートとなった。
それにしても。。。全クラス合わせると30ヒート弱もあるんか。。。(・_・;
途中すげーーーーーヒマになりそう。

                             つづく



■「No.4」


予選一回目

モーターはジョンソンをチョイス。
ギア比は目一杯の「5.7」でご機嫌を伺う。

出走前に、きむっち、TETSUさんらと話し合う。
やはり「肝」はスタート直後の混乱を如何に避けるか、である。

一気にポンと飛び出るか、はたまたワンテンポ遅らせて行くか?
予選一回目は前の方のグリッドだし、スタートダッシュを決めた方がいいかなぁ〜?



ブーーーーーッ



んっ?? 何の音だ?   んんっ???  あっ・・・スタートシグナルだ。( ̄□ ̄;

ワンテンポどころかツーテンポ遅れて発進。。。
しかし、この遅れが幸いし、混乱に巻き込まれること無く
一周目は3位でクリア。ヨッシャヨッシャ!(^▽^)

ズッズズーーーーーー・・・

あ、あかん・・・縁石に乗りすぎて転倒してしまった。。。

裏返しになりコース上を滑っていくマシンの前方には、幸いにもコースマーシャルが。(^^;
順位こそ5番手に落としたもの、大きなタイムロスも無く復帰できた。

2周ほど周回してようやく落ち着きを取り戻し、周りも見えてきた。

オレのマシン、ストレート遅えぇ〜・・・(-_-;;
ジョンソン死んどるんか?

8周2分11秒  (16位/53台)

TQとは同一周回の7秒差。届かない差でも無さそうな・・・



一方、うさうさ団チームメイトのきむっちは、
FF特有の難しい挙動に悩まされながらも、なかなかのグッドラン。
しかし、2分になろうかという頃、クラッシュの衝撃でトランスポンダーが外れ
最後の一周は計測されなかった。
それでも、総合25位に付けている。次に期待できるね。



■「No.5」


予選二回目

あまりのジョンソンの遅さに業を煮やし、
モーターをマブチ540に交換した。
ついでに、コミュドロップをドーピング(*1)。

前のヒートで遂に9周に入れてくる人が現れた。
くぅ〜・・・さすがやなぁ。

衝撃を受けつつも、スタートラインに車を進める。
今度はちゃんと集中しスタートをバシッと決めた。モーターも力強いぜ!!
何度かクラッシュするもののタイムは短縮することが出来た。

8周2分7秒   (14位)

Aメイン入りまで、あと2.5秒・・・惜しい。。(−_−;


一方きむっちはというと、一回目を凌ぐナイスラン。
ヒート2位で走行。

実況も
「おーーっと、うさうさ団きむっち選手が、初出場(*2)にも関わらず2位に付けてます。
 うさうさ団・・・かわいい名前ですね〜。 気に入りました。」

渋谷の町に「うさうさ団」の名前が鳴り響く。(^^) 

結局、そのまま2位でフィニッシュ。
総合20位となりBメイン入りを決めた。



(*1)キンワルド印のコミュドロップ。
    数年間冷暗所にて保管してあったため、使えば使うほど抵抗が増える、なんて噂も。。。
(*2)神に誓って、きむっちは「初出場」である。
    予選の組み合わせで自分の名前がなかなか探せなかったようだが、
   きむっちは「初出場」である。
    弟さんが出場すると、何故か2度目の出場になるようだが、、
   きむっちは「初出場」である。



■「No.6」


決勝

Bメイン決勝:15周の周回レース

Bメイン3位の人が決勝前に帰ってしまい、実質3番グリッドからのスタートとなった。
スタートは無難にこなし、3番手のままインフィールド〜ホームストレートへ。

しかし、ホームストレートエンドで突っ込みすぎ、アウトに膨らむ。
失速気味にインフィールドに入る。
4番手のマシンがグワッと迫ってきた。

抜かさんぞ〜!

インを閉めにかかる。

ガコーーーーーーー・・・

縁石に乗り上げ転倒。イン閉めすぎちった。。。( ̄□ ̄;


一方その頃・・・3メートル後方で

ガコーーーーーーー・・・

うさうさ団同朋きむっち@シビックも転倒。

見事なうさうさ団のシンクロナイズド転倒が披露された。(*1)


それにしても、一周目にして痛恨のミス。
今何位を走っているのかも分からないまま周回を重ねる。

すると・・・

「お〜っと・・2位争いがヒートアップ!!
 ○○選手、○○選手、そして、うさうさ団チラノ選手が接戦だぁ〜!(*2)」との実況。

・・・えっ ・・てことは、このすぐ前の2台がそれ?

そうと分かれば気合も入る。
スロットル握る指にも力が入るってもんだ。(←アカンやん。。。)

3台のマシンが順位を入れ替えながらの接近戦。
残り周回数も少なくなってきた。ミスしたら離されてしまうだろう。
手に汗がにじむ。。数周の間、その状態が続いた。

・・すると、
前方にうさうさ団カラーのマシンが現れた。

「きむっち〜・・どいてくれ〜」

と心で叫び、コーナーに飛び込む。


バコーーーン・・・・



(*1)その同調性は、ロシアのシンクロ金メダルペアも感嘆の悲鳴をあげていた。
    次回のオリンピックの演技に取り入れるらしい。
(*2)うさうさ団という名前は、実況で呼ばれる事により他のドライバーのやる気を削ぐ事が
    目的だったのだが、その策略にハマっているのは、当の名付け親だけだったりする。


■「No.7」


前方にうさうさ団カラーのマシンが現れた。
「きむっち〜・・どいてくれ〜」
と心で叫び、コーナーに飛び込む。


バコーーーン・・・・ゴロゴロ。。


私のマシンの前方で、クラッシュ音がした。
見ると、きむっちシビックが3番手のマシンに「内股すかし」を喰らわしている。(*1)

きむっちのナイスアタック(*2)のおかげで、
私の前方は「モーゼの十戒」のごとく、道が開かれた。(*3)

2位争いは、2台に絞られた。残り周回数は3周。
インフィールドで激しくプレッシャーを掛ける。

バックストレート入り口で、2番手のマシンがアウトに膨らむ。
その一瞬の隙を突き、2番手に浮上。
バックストレートを軽快に疾走する。

しかし、その「軽快さ」も度を越えてしまったらしく、
ストレートエンドで突っ込みすぎ、アウトに膨らむ。
またしても3位に逆戻り。。(;;)

そして、ついにファイナルラップ!

アドバンテージのあるインフィールドでその差を詰め、
ピタリと後につけた状態で、ホームストレートを駆け抜ける。
ストレートエンドの中速コーナーをインを舐めるように抜け(*4)、
シケイン手前でインにマシンをねじ込んだ。




(*1)その見事な決まりっぷりに、副審の一人は「一本!」と手を上げたものの、
   主審は見切ることが出来なかった。。。。何の話や!?
(*2)誤解の無い様言っておくが、決してチームオーダーが出ていたわけではない。
   レース前にヒソヒソ話をしてニヤついている「うさうさ団」が目撃された事例は無い。
(*3)有名なシーンである。長くなるのでここでは敢えて話の内容は書かない。
   決して話の内容を知らないわけでは。。。。ない。。。。よ。。。
(*4)「思い出」とは実に綺麗なものである。



■「No.8」


シケイン手前でインにマシンをねじ込んだ。

バコバコッ・・

接触しながらシケインになだれ込む2台。

「こっちは1600gオーバーのTBだぁ〜(←威張るな〜!)
 ドスラジなら負けんぞーーー!!」






負けました。。。(=_=;





ハーフスピンしたマシンを立て直し、3位でフィニッシュ。。。

結果的に負けはしたものの、緊張感のある良いレースが出来た。(^-^)満足満足
総合13位。

きむっちは最後尾からの脱出に成功。
総合18位。


「うさうさ団」はピョンピョン跳ねながら、Aメインのコースマーシャルに就くのであった。


                                まだまだ続くよ〜


■「No.9」


さてさて・・・
他のAORc&AROC(?)勢の活躍をば・・・

<ラリークラス>
おぐっちゃん、かーまたさん、未明さん、浜君がエントリー。

予選では、おぐっちゃん、かーまたさんが、傍で観ていても
非常に安定した走りで余裕のAメイン入り。
しかも、
おぐっちゃん・・・3位
かーまたさん・・・4位

すごーーーい!

未明さん、浜君もBメインに残り、大人気のラリークロスで
この健闘は立派!!



Bメイン決勝

未明さんがフライングにより最後尾に。。。
しかし、コースサイドで見守るチームメイトの激励(*1)が、
ハードパンチ君となったのかどうかは知らないが、全車ごぼう抜き。
見事メイン優勝を飾った。



Aメイン決勝

静岡行きのたった一枚の切符の巡り、熱いドスラジが繰り広げられた。

おぐっちゃんは、終始上位を走っていたが、不運な絡みなどもあり
トップを取り逃がす。。。2位。

かーまたさんは一番ジャンプが安定していて、期待が持たれたが、
途中でボディが巻き込む、ボディマウントが折れる等トラブルが発生し、
コンデレボディをボコボコ言わせていた。それでも4位。



<ルマンクラス>

竹迫さんが激走。トップとコンマ数秒差のドッグファイトを繰り広げる。

コースサイドで見守るおやじ達も「しずおかぁ〜!しずおかぁ〜!!」と
呪いにも似た祈りを捧げ、まさに「静岡教の教祖」状態であった。

「トップのやつ」と書いた藁人形に釘を打とうかという頃、勝負は決した。
竹迫さんのマシンが、周回遅れと絡み、転倒してしまったのだ。。。

惜しい〜・・・世界(*2)は確実に見えていたのに〜。。。(;;)



  
仲良く世界を取り逃がした三人で、
「チーム鳥煮餓死(トリニガシィ)」が結成されたようだ。




(*1)「ヤジ」と読む。
(*2)「シズオカ」と読む。


■「No.10」


<GT1クラス>
松田さんが登場。
Aメイン最後尾ではあるが、何が起こるか分からない。
AORc全員で「Road to Shizuoka」の最後の夢を託す。

我々全員の強い思いが松田さんのマシンを後押し。
ユニバを脱臼しリタイヤした。。。。

僕らは押すべき場所を間違えたらしい。。。。





帰りの電車の中・・・

TETSU警部補に、私のTBのセットについて
激しい事情聴取を受ける。
あまりの激しさに、

「ダンパーオイル#200でスプリングはハードを組み合わせた」

という事は口を割らざるを得なかったが、

「リアのトー角が意に反しアクティブに可変する」

という事だけは、心の奥底にしまいこんだ。。。


          
                           おしまい


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