さぶさんの

《RC日記》

(1999年4月17日)

「和歌山スターテイルサーキット」


■ 第1話「和歌山上陸編」

4/15は明け方まで仕事していたので4/16は半日で退社、夜には徳島まで車を走らせなければならないのでちょっとでも寝ておこうと思ったのですが、注文してあったパーツが届いたとのことでショップへ急行。ニューサイクロンや1/12用タイヤなどをゲットしました。当然出稽古に向けて1/12のタイヤを貼ってタイヤカッターで成形、その後出稽古の荷物を準備しているうちに夕方になり息子を迎えにいくことに・・・
結局、1時間ほど仮眠を取っただけで16日23:30に自宅を出発しました。

徳島までは約200kmの道のり。高速は一切使わずひたすら国道を走ります。睡魔と格闘しながらでしたが3:00に徳島港に到着しました。
フェリーの出航は5:05。2時間をどうつぶそうかと考えたあげく「睡眠」ではなく「タイヤ貼り」となりました。(^^;
フェリー乗り場の待合室で高温時に備えて「シミズD35+037M」を1台分作りました。
4:50にはフェリーに乗り込み、コンセントのそばの席を陣取ります。ここでの作業は「ニューサイクロンの配線」です。
箱には「Poler Drive」の文字が確認できます。本当にキャパシターは付けなくて良いんだろうか?
箱を開けてみると・・・「おぉっ!」
キャパシターは入っていませんでした。説明書には「キャパシターは内蔵しているので説明書のキャパシターの項目は飛ばしてお読み下さい」とのこと。
4/17の走行で調子が良ければ使ってみようかなと思いつつTC用の配線を作りました。

そうそう!時間を無駄にしないように充電もしておこう!
サーキットに着いたらすぐに走行できるもんね。
ということでストレートパックを2本充電しておきました。

結局フェリーの中でも仮眠を取らず・・・・・(-_-;

7:10頃に和歌山港に着岸。
長い通路を歩きながら駐車場を見下ろすと「イカした」アコードが見えます。その傍らには「第1回スターテイル出稽古」の記事でみたバードマンさんの姿が見えます。
簡単な挨拶を交わした後、サーキットまで便乗させてもらいます。
バードマンさんはとても印象の良い方でした。
(おいらの印象は・・・・悪かったでしょうね >ばーどまんさん)

<第1話終了 第2話「スターテイルサーキット編」に続く>


■ 第2話「スターテイルサーキット編」

30分ほどで目的地「スターテイルサーキット」に到着しました。
閑静な住宅地のど真ん中でなかなか大きいサーキットです。
まだ、オープンしてないのでフェンスの外からコースを観察します。
コース幅は2m〜4mくらいでしょうか。メインストレート以外は中速を多用しそうなレイアウトです。「曲がる」車でないとタイムは出ないでしょう。
紅白のゼブラゾーンとグリーンの人工芝で構成されたコースは見た目も良く、車にも優しそうです。

そうしているうちにいしかわさんと春野君が到着。
挨拶をして雑談しているいちにサーキットオープンとなりました。
早速ピットに荷物を運び入れ、準備に取りかかります。

フェリー内で充電したバッテリーをTCに搭載して、コースに慣れる
ために一足速くコースに出ます。
タイヤはD25+037M、サイクロンにアトラスNEO-S 12T 79T/20Tの組み合わせにアトラスR34ボディで開始です。
路面のグリップは朝一ということもありイマイチ。
ただ、リズムは単調で操縦台手前の短いストレートからS字までの区間を上手くまとめることが出来ればそこそこ走れそうです。
ギア比が大幅に低すぎたようでストレートの半ばで回りきってしまいます。次のパックではピニオンを22Tまで上げることにしました。

おいらの好みは「リアがグリップしていてフロントが入る」セットです。
イメージ的には旋回軸がリア車軸上にある感じです。

地元サーキットではこのイメージに近いセットなのですが、スターテイルでは中心よりやや後ろ(モーターのあたり)を旋回軸としている感じです。
フロントのグリップが強すぎるのか、リアが弱いのか・・・・前後でタイヤの銘柄やインナーを変えると近いセットにもっていけそうですが、ポリシー(前後同じタイヤでセットする!)に反するので何とかサスセットで対応出来るようにしてみます。

サスピンの位置をバルク側、ハブ側でいろいろ変更したり、スプリングを変えたり、ダンパー長を変えたりしましたが、最後まで同じような傾向でした。つくづく自分のセッティング能力の低さを思い知りました。

<スターテイルでわかったこと>

1.ボディの違い
 (1)アトラスR34
   安定している。ストレートでもよくのびる。
 (2)ロッシダッヂ
   初期があるが、後半ややアンダーで使いやすい。
 (3)プロトアコード
   後半曲がる。上記2つのボディとは全く性格が異なるため
   使いにくかった。

2.モーターの違い
 (1)アトラスNEO-S 12T
   今回使用したのが古いタイプの缶(スプラッシュ缶でないやつ)
   だったのでトルクが細く、パンチを感じられなかった。
   スロットルオフの転がりは良好。
 (2)ヨコモMパワーツーリングM212
   トルクがあり、スターテイルにはマッチしていたと思う。
   ただ、スロットルオフ時の転がりがイマイチでタイミングが
   取りづらかった。(レイダウンブラシの影響かも?)

実際に「乱取り稽古」となったのは最後の走行のみ。
カテゴリーの違う車も混じっていたので実際には「バトルロイヤル」のほうが適切な表現かも・・・
おいらはあちこちで繰り広げられる稽古に絡むことなくなぜか単独走行。前方の稽古に接近したと思ったら次の瞬間にはみんな場外乱闘。結局さいごまで稽古なしでした。(^^;

途中、1/12の走行も含め計22パック!走行しました。
(うち1/12は4パックのみ)
TCはいまひとつ調子が上がらなかったにも関わらずトラブルは全くありませんでした。これも「スターテイル」ならではでしょう。
これがハードフェンスサーキットだったらと思うとゾッとします。

イマイチだったので参考にはならないと思いますがとりあえず当日のセットを・・・(最終乱取り稽古時のものです。)

<フロントセクション>
 タイヤ/インナー:シミズD25/ヨコモ037M
 ホイル:アトラスメッシュ(リブ無加工)
 ダンパー:アジャスタブルアルミダンパー
 ピストン:2穴
 オイル:アソシ#30
  スプリング:ブルー
 ダンパー長:62mm
 アウタースペーサー:4.5mm
 ステー側ダンパー取り付け位置:外側
 アーム側ダンパー取り付け位置:外側
 バルク側サスピン位置:下側
 ハブ側サスピン位置:下側
 Iアーム取り付け位置:中央内側

<リアセクション>
 タイヤ/インナー:シミズD25/ヨコモ037M
 ホイル:アトラスメッシュ(リブ無加工)
 ダンパー:アジャスタブルアルミダンパー
 ピストン:2穴
 オイル:アソシ#30
  スプリング:ホワイト
 ダンパー長:61mm
 アウタースペーサー:2mm
 ステー側ダンパー取り付け位置:外側
 アーム側ダンパー取り付け位置:外側
 バルク側サスピン位置:下側
 ハブ側サスピン位置:真ん中
 Iアーム取り付け位置:上内側

ボディ:ロッシダッヂストラトス
センターワンウェイ&前後デフ
ノバックサイクロン+ヨコモMパワーツーリングM212
スパー/ピニオン:PSE 79T/カワダ 23T

<第2話終了 第3話「走行後ミーティング編」に続く>


■ 第2話「スターテイルサーキット編」(補足)

第2話の途中でちょっと中断した関係上、
ANIKIさんと宇城さんの登場場面が抜けちゃいました。

悪気は全くありません。
この場を借りてお詫びします。


■ 第3話「走行後ミーティング編」

17:00過ぎに全ての走行が終了し、後かたづけに入った頃に仕事を終えたメカ鷲羽さんが到着。
その後、親睦をかねた食事会のためファミレスへ移動しました。
(店名失念。バードマンさん助けて〜!)

オーダーでいしかわさんの口が本人の意思に反してパンを注文するという世にも珍しい事件がありました。
(残りの7人のうち少なくとも5人がいしかわさんの「パン」に反応していたのを覚えています。最初はウエイトレスのおねーちゃんをからかっているのかと思ったぐらいですから・・・)

簡単な自己紹介のあと談義へ・・・

主な話題(思い出した順から適当に・・・)
 (1)メカ鷲羽さんの次のプロポはホイラーかスティックか?
 (2)TCとPro2駆動効率について。
 (3)バッテリーはやっぱりサンヨーRC2000!
 (4)お勧め充電器について。
 (5)放電は大事だよ〜。京商DPC12V仕様のおはなし。
 (6)市販タイヤとプロトタイヤは全然違うんだよ。
 (7)スターテイルは車に優しいねぇ。某サーキットは・・・。
 (8)その他いろいろ(思い出した人フォローしてね!)

18:00頃から21:00までみっちり3時間の井戸端会議でした。
コーヒーのおかわりでお腹は「たっぷんたっぷん」。

またの出稽古を約束して現地にて解散となりました。

<第3話終了 第4話「和歌山脱出編」に続く>


■ 第4話「和歌山脱出編」

南海フェリー和歌山脱出便は21:30和歌山港発。
港までバードマンさんのアコードで送ってもらいました。
プロトフォームのアコードとは違い、後半巻き込むこともなく・・・って
あたりまえやろ!  ・・・・・・・・自分で書きながら情けない・・

フェリーの搭乗口が2階なので荷物の運搬までバードマンさんに手伝ってもらいました。 >ありがとうございました。

21:20には無事フェリーに乗り込みました。
自宅へ電話してみると松山では既に雨が降り出しているとのこと。
徳島の実家でゆっくり休んで翌日帰ろうかと思っていたのですが、「昼間走るより、夜走った方が早く帰れる」との結論に達し、
実家には寄らずに松山へ直帰する事を決めました。

フェリーの中で1時間ほど仮眠をとり、23:30に徳島港へ到着。
既に雨が降っていました。
寝不足の目に雨の日の対向車のヘッドライトは刺激が強いですね。
睡魔と格闘しつつ(けど高速は使わず)またまた200kmの道のりを帰りました。
自宅に着いたのは日付も変わった18日の3:00。
風呂に入って爆睡したのはいうまでもありません。

翌日予定していた地元での特訓(1周7秒程度のインドアサーキットで1/12を10〜15パック)はさすがに無理でした。
ゆっくり休もうと思ったら・・・・息子(5歳)にせがまれ映画「名探偵コナン 世紀末の魔術師」を見に行く羽目に・・・。
とっても疲れました。

P.S. でも「名探偵コナン」はとてもおもしろかったっす。
  

<第4話終了 最終話「AORc関西支部和歌山出稽古のまとめ」に続く>


■ 最終話「AORc関西支部和歌山出稽古のまとめ」

第1話から第4話まで、長いだけで内容のないお話に付き合って下さってどうもありがとうございました。

ということでこの「最終話」はシンプルに・・・

スターテイルには機会を作ってまた行ってみたいですね。
いい環境といいメンバーに支えられているいいサーキットだと思います。
今度はぜひ四国へ! といいたい所ですが、そこまで勧められるサーキットが無いのが実状です。(-_-;

ネット上で知り合えた方と実際にお会いすることは程良い緊張を伴って、いい刺激になりますね。
ネット上の発言と実際のイメージがかけ離れている人やそのまんまの人がいたりで楽しかったです。
おいらの場合は出かけていく立場だったので気が楽でしたが、迎える側、特に世話役のバードマンさんは大変だったのではと想像します。

ご苦労様&ありがとうございました。

また、近いうちに出稽古の申し込みが出来たらいいなと思います。
でも、レースシーズン突入ですね。
しっかり練習しないと全日本は遠いぞ〜! (^^;


 この日記のご感想は、メールか掲示板にて、どしどしどうぞ!!

 また、このページへ日記を載せたい方も、メールか掲示板までお気軽に!!


炎の投稿作品集へ戻る  RC研究室へ戻る