さぶさんの

《RC日記》

(1999年8月27日)

東京襲撃時のさみしい話


■ 「8月27日」朝8時

おいらは鶯谷の宿泊先で目覚めた。
プロテン全日本から昨夜の田無襲撃までのRC三昧だった日を思い出す。さぁ、今日は松山へ帰らなければならない。
窓から外をみると小雨が降っている。

羽田からの松山便はとりあえず最終を予約してあるが、特に用もないのでもっと早い便で帰ることにする。
友人の彼女の勤める旅行会社に電話して予約の変更をお願いする。
14:25発の松山便の予約が取れた。
後は羽田空港まで行くだけだ・・・・

荷物の量が多いので羽田までのアクセスを考える。
時間的にまだ電車は混んでいるので荷物の量からいっても避けた方が無難だろう。階段も多いのでカートを引きながらでは
大変そうだ。
ん? そういえば羽田までのリムジンバスがあったなぁ。
あれに乗りさえすれば出発ロビーまで連れてってくれる。
よし、決めた! リムジンバスで行こう!

これが不幸の始まりであった・・・・・

フロントでチェックアウトを済ませる。
羽田までのリムジンバスが上野駅から出ていないか調べてもらう。
残念ながら上野駅からは出ていないようだ。鶯谷から最も近いのは東京駅八重洲口らしい。雨も降っているし、仕方ない、タクシーで行こう。
フロントで訊くとタクシー料金は多分1,500円くらいだろうとの話。
フロントにタクシーを呼んでもらう。

5分ほどでタクシーがきた。
トランクに荷物を積み込む。
「東京駅の羽田行きリムジンバス乗り場までお願いします。」
 ・
 ・
 ・

リムジンバス乗り場でタクシーを降りた。
所要時間40分。料金3,090円。1,500円で着くんじゃ・・・・後の祭りか。
まぁ、3,000円しか払わなかったけど・・・

しばらくしてリムジンバスがきた。
羽田まで900円、ちょっと高いと思ったが、まぁ許容範囲内だろう。
車内にはおいら以外には6〜7人ほどで良く空いている。
すぐにうとうとし始め、空港到着直前の車内放送で目を覚ました。

やっと空港に着いた。
チェックインまで時間があるのでショップで文庫本を買いしばし読書にふける。

チェックインの時間となった。
自動チェックイン機でチェックインを済ませ手荷物預かりカウンターで手荷物を預けようとした。
先の事件のせいかチェックが厳しい。並んでいたおいらに「荷物の中身は何ですか?」と金属探知器を持った係員が尋ねる。
「・・・・模型。」とりあえずこう答えておいた。
人相が悪いせいかとも思ったがおいらだけでなく全ての人に手荷物の中身を訊いているようだったので安心した。

さて、おいらの番だ。
カウンター内のお姉さんはなかなか可愛い。
台の上に着替えの入ったボストンバッグを置く。
次に昨日の田無襲撃に使ったバッグを置く。
更にプロテンの機材が詰まったオリオンのバッグを置く。
最後にこれらの荷物を載せてきたカートを置く。
お姉さんがおいらに尋ねた。
「お一人様ですか?」
当たり前だ。どこからみてもおいら一人きりだ。
「お一人様の機内持ち込み荷物量は15kgまでとなっております。」
あぁそう、それがどうかしたの?
「お客さまの荷物は4点で46kgとなっております。」
なに! 46kg! 3人分の荷物じゃないか!

「機内に持ち込まず、全部預けるからOKでしょ?」とおいら。
「いえ、お預けになる荷物も含めて15kgです。」とお姉さん。
「じゃあ、どうしろっていうの?」
「超過料金をお支払い頂きますと・・・・」
「わかった。じゃあいくら?」
「15kgに10kgはサービス済ますので約20kg超過なので・・・
 9,000円です。」
「え!? 9,000円?」
確かにお姉さんの持っている紙には「1kg=450円」と書かれている。

「どこか宅急便送れるところない?」

最重量のオリオンのバッグ(20kg)以外は預けた。
オリオンのバッグは宅配便で自宅に送ろう。
1階の到着ロビーに宅配便の受付があった。
送料3,290円。
もうどうにでもなれって感じだ。

昨夜田無からきゃめりんさんに車で送ってもらっている時の会話を思い出した。
「とりあえず荷物は宅配便で送って・・・・・」
きゃめりんさんの言うとおりにしておけば良かった。
そうすれば身軽に鶯谷からJRなり地下鉄なりを使って羽田まで来れたのに・・・・
自分で持って帰れば宅配便代が浮くと思ったおいらが甘かった。(T_T)

このお話の教訓・・・言わなくても判るって?

ということでお馬鹿なお話でした。
皆さんも飛行機で移動するときには荷物の量に注意しましょう。

ちゃんちゃん。


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