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■「Vol.1」
8/12土曜日。
今日はタミヤGP愛媛大会の日だ。
「ミレニアム・ワールドチャンピオン」への第一歩だ。(笑)
タミヤGP初参加だった昨年の大会ははコースもろとも雨に流れてしまったが、今日は天候の心配もなく行われそうだ。
会場となっている「梅津寺パーク」には開門予定時間の30分前である8:30に着いた。すでに多くの車が開門を待っていた。
顔見知りと挨拶を交わしていると予定より早く開門された。
車から荷物を降ろし、早速準備にとりかかる。
今回、おいらがエントリーしたのは
(1)ミニスポーツ(M03L+トヨタbB)
(2)チャレンジ (TA04-PRO+R34スカイライン)
の2クラスだ。
コースは例年通りの屋外特設コース。
ダスティで排水のためのうねりもあり、逆バンクとなっているコーナーもある。
計測ラインが右手手前で操縦台下がストレートとなる時計回りのコースレイアウトだ。
コース自体はコンパクトなのでTA04の最大の弱点であるギア比の低さもあまり問題にはならないだろう。
2台の車検の準備をし、一番に車検場に向かう。
「あっ、これはbBですねぇ。早いなぁ。」と催事部の方に言われながら車検は軽くパス。
すぐに練習走行に向かう。
まずはM03Lで走ってみる。
がはは! と笑ってしまうくらいよく走る。
比較的、車高を高めにし、ロールさせるセッティングなのだが、逆バンクとなる右手奥のコーナーでやや挙動が不安定なのがちょっと気にかかる。
次はTA04で走る。
わはは! これまたいい感じ!
やはりミレニアムワールドチャンプになる車だ。
これを絶好調と言わずなんと言おう。
やはり特設のセッティングは素組に限る!!(笑)
10:00となりドライバーズミーティングとコンデレが始まった。
参加車両を見渡すと。。。
マズイ! 他にもポケモン号がいる!
しかも誰が見ても相手の仕上がりが上だ。
案の定、おいらのR34ポケモン号は選から漏れ、別のポケモン号がコンデレを受賞した。
しかし、トヨタbBは選考者の目に留まったようだ。
屋外のカンカン照りの下ではヘッドライトも全然目立たないが、それでもきちんと丸目4灯のヘッドライトを見てくれていた。
見事コンデレをGET!v(^^)v
Vol.2へ続く
■「Vol.2」
ミニは出場台数30台で、10台づつの予選を3組に分けて行う。
おいらは1組目。
ゼッケン3で前列のスタートだ。
予選は2分間の周回レース。
シグナルと同時にスロットルを全開にするが、やはり重量のせいかミニクーパー勢に遅れをとってしまう。
しかし、インフィールドの入り口でオーバーランする他車を横目にトップを奪う。
実況でもおいらの車のことばかり話題にしてくれている。
中盤でややペースを落としクルージングに入る。
実は2位の車が背後にいることも知らずに。。。。
周回遅れの魚雷攻撃でアウトに押し出された。
そこを抜いていく1台の赤いミニ。
実はそれが2位の車だった。
「ここでトップが入れ替わり〜!!」
おいおい、ホンマかいな。
シャレにならんなぁ。
気合いを入れ直して追い上げて、最終ラップでテールトゥノーズとなる。
よし! ここで勝負だ!!
インに飛び込んだおいらのbBはイン側のディッシュにわずかに乗り上げて転倒。
なかなかマーシャルに助けて貰うことができず結局7秒遅れの2位、3組終了時点で3位だった。
Vol.3へ続く
■「Vol.3」
次はチャレンジクラス。
45台の出走で4組に分けられた。
おいらは最終の4組目でミニに続いてゼッケン3だ。
チャレンジクラスの予選も2分間の周回レースで行われる。
緊張のスタート!(あまり緊張してなかったけど。。)
インフィールドの1つ目のコーナーでトップにたちぐんぐんと差を広げる。
練習走行時と同様に車はよく走っている。
終盤、周回遅れの集団に追いついた。
後ろでしばらく様子を見ようかと思ったが、とりあえず目一杯走っておかないとミニの二の舞になってしまう。
一気に勝負に出る。と、集団が目の前でクラッシュ!
2台は運良くかわせた。最後の1台は軽くヒットしたもののスロットルを握っていたフルタイム四駆のTA04は踏ん張りなんとか抜け出すことができた。
そしていよいよ2分経過のカウントダウンが始まった。
3組目までのトップは12周5秒台。
13周に入れれば間違いなくTQだろう。
おいらのペースはギリギリで13周に入るか入らないかといったところだ。実況もそれを知ってかおいらを煽る!
「5秒前!、4、3、2、あーーーー!!」
ゴール手前の最終コーナーで目一杯インを突いたTA04はディッシュに乗って転倒。
結局12周2分4秒27だったが、1R目は暫定TQとなった。
Vol.4へ続く
■「Vol.4」
昼休みを挟んで予選2R目が始まった。
ミニスポーツは1R目で総合3位なので更に上を狙う。
1R目が前列スタートだったので次は後列スタート。
タミグラ恒例の「スタート直後の第1コーナー」の混戦を抜けられるかどうかがカギになる。
そしてスタート!
後列勢のなかではトップで飛び出すが、前列もいいスタートをしたようだ。
そして問題の1コーナー1R目と同じように全車が突っ込み気味でアンダーと戦う中、インベタで小さく回ったおいらの車は早くもトップにたつ。
その後は周回遅れが出るまでは順調に走ったものの周回遅れにラインをふさがれたりでやや手こずりトップでフィニッシュしたものの1R目の暫定TQタイムに0.86秒届かずに総合2位で予選を終了した。
Vol.5へ続く
■「Vol.5」
次はチャレンジクラスの予選2R目。
1R目で12周をマークしている車はおいらを含めて4台。
Aメインはほぼ当確なので13周を目標にする。
後列スタートだったが、スタートも上手く決まり1コーナーへ。
イン側が大渋滞だったので大外から混戦を避けようと回り込むが、さすがにライン外のため車は曲がりきらず外側のフェンスへ!
いきなり最下位へ転落。
コースに復帰したときには周回遅れ一歩手前。(--;
しかし、そこから驚異の追い上げ開始!
比較的バラけて走っていたので追い越しも最小限のリスクで済み、気が付けばトップに立っていた。
なんとかヒートトップでゴール、1R目のタイムを0.08秒短縮したものの最初のつまづきが大きく、総合3位となった。
Vol.6へ続く
■「Vol.6」
さて、出場した2クラスでAメイン入りしたが、Aメインとして決勝を走れるのはどちらか一つのみ。
ミニスポーツはトップタイムをマークしている西○君がスーパーGT1に出るとのことで出場を辞退。
必然的に疑似ポールポジションとなる。
が、静岡への切符は1位のみ。
予選通り走りきれば間違いだろう。
チャレンジは上位は混戦模様。
でも静岡行きの切符は2位までに与えられる。
ミニスポーツかチャレンジか。。。。
おいらの頭の中では既に11月の世界戦の表彰台中央で回っている自分の姿が思い描かれていた。(笑)
Vol.7へ続く
■「Vol.7」
呼び出された本部テントで決断を迫られる。
ミニスポーツかチャレンジか。。。。
ミニスポーツかチャレンジか。。。。
ミニスポーツかチャレンジか。。。。
ミニスポーツかチャレンジか。。。。
「チャレンジは辞退します。」
おいらはミニスポーツを選んだ。
なぜかって? 楽に勝てると思ったから。。。(^^;
「世界戦の時のホテルどうしようか?」
「招待してくれるんやからホテル代はタダや!」
「けど練習せんといかんし。。。」
「どうやって行く?」
まだ、代表権を取ってもいないのに仲間内では大騒ぎ!
決勝は今年から新設されたラリークラスから始まった。
最近のライバル(?)のオ○ワ君はラリークラスに出場していた。
もちろんTQだ。
決勝も危なげない走りで見事優勝!
まず、静岡行きを決めた。
優勝者インタビューで
「ミレニアム・ワールドチャンプ獲ります!」
と自信のコメント。
おーカッコいいぜ!!
おいらもコメント考えとかなくっちゃ。。。
ミニスポーツも全員決勝となり、Cメイン、Bメインと決勝が行われ、ついにAメイン決勝を迎えた。
Vol.8へ続く
■「Vol.8」
ミニスポーツ決勝は20周の周回レース。
4分弱のレースとなりそうだ。
予選ではRC1400SPを使っていたが、決勝ではRC1700SPを使うことにした。というか、ついさっきまでチャレンジでAメインを戦うつもりだったからこのバッテリーしか余っていなかったのだ。
追充電したRC1700SPを積み、グリッドに並ぶ。
1位が出場辞退のためおいらの前を遮るモノは何もない。
静岡経由ワールドチャンプへのスタートだ!
さすが1700SP!
良い加速で1コーナーに飛び込む!
トップでクリアして。。。あれっ?
おいらの車が立ち上がってこない。
1コーナーの内側フェンスに真っ正面から突き刺さっていた。(--;
予選では1400SP、決勝で1700SPとバッテリーの重さが変わったことが操縦性を変えていたのだ。やや前側にバッテリーを積むM03Lではバッテリーが重くなることでフロント側の荷重が増え、よりクイックでオーバーステア気味な車となってしまっていたのだ。
マーシャルに助け出されたときはもちろん全車が駆け抜けた後。
いきなり最後尾になったおいらは怒濤の追い上げ。
他車とは明らかに違うスピードで走っている。
しかし、ラインを狙っていくと自分の思っているよりもわずかに内側の軌跡をたどっていく。
4位まで追い上げたところでイン側のディッシュを引っかけて転倒。
またまた最下位に落ちる。
再度4位になった時点でインを刺した車にアウトから押し込まれディッシュに乗って転倒。6位前後まで落ちる。
げっ! 度重なる転倒でトリムが狂ってしまった。
操縦台下の短いストレートでトリムを合わせながら走る。
そうしているうちに残りの周回数も少なくなってきた。
なんとか2位に追いついてパスする事に成功。
残りは1位のみ。
はたして追いつき追い越すことができるのか?
Vol.9へ続く
■「Vol.9」
そしてファイナルラップに突入!
トップとの差は約1秒。可能性は残っている。
1つ、2つとコーナーをクリアするたびに差は縮まっていく。
勝負!!!!!!
次の瞬間、おいらの車は横倒しになっていた。。。
結局、トップに逃げ切られ「ミレニアム・ワールドチャンプ」の夢は静岡どころか愛媛であっけなく散ってしまった。
(結果:ミニスポーツクラスAメイン2位)
応援してくれていたみんなからは「あーーーぁ」とため息が漏れ、タミヤ催事部の方からも「最初の1コーナーが惜しかったね」と言われる始末。
教訓:トヨタbBボディはその形状ゆえ、倒れたら起きあがれない。
混戦となるレースではミニクーパーを使うのが正しい!
その後行われたチャレンジクラスは見ていてもおもしろい大逆転劇で高知のト○ダさんが代表権を勝ち取った。
チャレンジにでておけばよかったと嘆いても後の祭り。
レースは結果が全てなのだ。
Vol.10へ続く
■「Vol.10」
表彰式ではミニスポーツクラス2位として盾と副賞を貰った。
副賞は60D-FMA(2個入り)だった。どうせなら1台分くれ〜!
また、2クラスでAメインに残った人には特別に商品が当たる抽選券をくれた。
その抽選の結果、RC1400SP1本をGET!
<<今回のタミヤGPのリザルトと戦利品>>
【個人リザルト】
<ミニスポーツ>
(予選:2分周回 決勝Aメイン:20周周回)
1R:11周 2分13秒41 3位/30台
2R:11周 2分06秒94 2位/30台
(参考:予選1位 11周 2分06秒08)
決勝:20周 4分01秒04 Aメイン2位
(参考:決勝1位 20周 3分54秒66)
<チャレンジ>
(予選:2分周回 決勝Aメイン:25周周回)
1R:12周 2分04秒27 1位/45台
2R:12周 2分04秒19 3位/45台
(参考:予選1位 12周 2分02秒xx)
決勝:出場辞退
【戦利品】
1.コンデレ受賞のパネル
2.参加記念ステッカー(なぜか3枚)
3.ミニスポーツクラス2位の盾
4.ミニスポーツクラス2位の副賞(60D-FMA)
5.チャレンジAメイン不参加の抽選(RC1400SP)
これって、かっぱぎ?(笑)
でも一番欲しかった「世界戦の切符」を逃したのが痛かったなぁ。。
こうしておいらのタミヤGPは終わった。
「ミレニアム・ワールドチャンプ」は逃したものの「21世紀初のワールドチャンプ」目指して頑張ろう!!
家に帰ってから、個人売買で手に入れたTB01をそそくさと組むおいらって。。。(--;
<<終わり>>
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